園芸の基礎知識
赤玉土と鹿沼土の違いは?粒・硬さ・酸度から選ぶ見方
執筆:NextMeet編集部 / 公開 / 更新
赤玉土も鹿沼土も、鉢の土に使う粒状の材料です。ただし、同じ用途で同じ量に置き換えられる材料とは限りません。買うときに分けて見たいのは、材料の由来、酸度、粒の大きさと崩れにくさです。
赤玉土は赤土を選別したもの、鹿沼土は軽石質の用土
入れ替える前に、酸度の違いを考える
培土メーカーのナガタは、赤玉土を弱酸性、鹿沼土を赤玉土より酸性を示す材料と説明しています。鹿沼土を選ぶときは、赤玉土より酸性寄りという違いを考慮します。色が明るいから、軽いからという理由だけで、別の材料との置き換えを決めないようにしましょう。培土メーカーの原材料解説
購入時には、育てる植物が求める酸度と、製品に示された性質を照合します。材料名だけで混ぜ終わった土のpHが決まるわけではないため、「鹿沼土を何割入れれば必ずこのpHになる」という計算はできません。
小粒・中粒と、硬質・焼成を分けて確認する
小粒・中粒・大粒は、粒の大きさを見る表示です。同じ材料でも粒を選ぶことができます。数値の粒径が記載されていれば、名称だけでなくその範囲を比べると、買い足す際の比較がしやすくなります。「小粒」という言葉だけから、別製品と寸法が同じだとは決めません。
硬質・焼成は、粒径とは別の情報です。鹿沼興産では「焼成硬質 赤玉土」と「硬質 鹿沼土」が別製品として扱われています。「硬質」と書かれているだけで加熱処理まで行ったと読み替えず、焼成の有無や原料の選別についての説明を見ます。焼成硬質赤玉土の製品例
長く粒の形を保たせたいなら、粒度に加えて崩れにくさの説明が選択材料になります。袋に細かな粉がどの程度あるか、微粉を除いた製品かも比較する点です。硬質という名称だけで、使用中に全く崩れないことまで保証されるわけではありません。
配合例を再現するときは、「赤玉土を使った」だけでなく、製品名と粒度まで記録しておくと、次回何を変えたのかを追いやすくなります。まずは同じ粒状用土として一括りにせず、酸度・粒度・硬さを分けて選ぶことが大切です。