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著者・編集: NextMeet編集部監修: YURUPU

全国のサボテン・多肉植物協会・愛好会を調べてみた

日本各地で活動するサボテン・多肉植物の協会、愛好会、カクタスクラブを調査。全国団体から地域クラブ、ハオルシア・ブロメリア・ベゴニアなどの専門協会まで、公式サイトやSNSとともに紹介します。

目次

  1. 調査の範囲
  2. 愛好会、全国団体、専門家団体
  3. 全国組織と専門団体
  4. 北海道・東北のクラブ
  5. 新潟・北陸・甲信のクラブ
  6. 関東のクラブ
  7. 東海のクラブ
  8. 関西のクラブ
  9. 中国・四国・九州のクラブ
  10. サボテン・多肉以外の専門協会
  11. 昭和から続くクラブ、活動を追えなくなったクラブ
  12. 展示会・例会の情報を追うには

調査の範囲

植物園の催事予定を見ていると、「カクタスクラブ」「サボテン同好会」「多肉植物の会」という主催者名がたびたび出てきます。いま各地で開かれている植物販売イベントよりも前から、愛好家は例会を開き、育てた株や栽培の知識を交換してきました。

この記事では、団体の公式サイトとSNS、植物園や公共施設の催事情報を調べ、2025年から2026年に活動を確認できた会を地域別にまとめました。調査日は2026年7月19日です。直近の動きがつかめなかった会は、現役の団体と分けて扱っています。

ウェブを使わずに活動している会もあるので、これが完全な名簿というわけではありません。公開情報からたどれた範囲の記録です。

愛好会、全国団体、専門家団体

ひと口にサボテンの会といっても、中身はさまざまです。各地に支部を置いて会報を発行する全国団体もあれば、地元の会員が集まる小さなクラブもあります。日本カクタス専門家連盟のように、趣味家ではなく専門ナーセリーや生産者が参加する団体もあります。

活動も、一般向けの展示即売会から会員だけの例会、品評会、交換会までまちまちです。クラブ名を見つけて直接訪ねる場合は、見学できる日なのか、会員限定なのかを先に確認しておく必要があります。

全国組織と専門団体

日本多肉植物の会は、北東北、南東北、東京、北関東、南関東、甲信越に支部があります。国際多肉植物協会は東京で例会を開き、サボテン・多肉植物ビッグバザールを主催しています。どちらも多肉植物全般を扱いますが、別の組織です。

専門業者の団体である日本カクタス専門家連盟、ハオルシアの研究や品種名、出版を扱う日本ハオルシア協会など、対象と目的を絞った組織もあります。

北海道・東北のクラブ

北海道では、1987年発足の札幌カクタスクラブが例会と展示会を続けています。東北には日本多肉植物の会の北東北・南東北支部があり、福島では福島カクタスサキュレント愛好会が福島空港で展示販売会を開いています。

福島の会には独立した公式サイトが見当たりませんでしたが、会場となる福島空港の告知に主催者名と活動歴が記されています。

新潟・北陸・甲信のクラブ

新潟サボテンクラブ、富山サボテン会、北陸サボテンクラブはいずれも現在の活動を確認できました。雪のある地域では、冬の日照や温室の管理など、地元の条件を知る人同士で情報を交換できる利点があります。

北陸サボテンクラブはウェブサイトを持っていますが、新潟、富山、長野の信州サボテンクラブはInstagramでの発信が中心です。

関東のクラブ

関東には全国団体の本部や支部のほか、県や地域ごとのクラブがあります。埼玉サボテンクラブは1970年発足。例会、講習会、交換会、品評会に加えて会報も発行しています。東京カクタスクラブの前身は、1929年にできた東京仙人掌研究会です。

群馬、埼玉、東京は公式サイトやInstagramを確認できました。神奈川にも平塚サボテンクラブ、京浜カクタスクラブなどの活動記録がありますが、団体が直接運営する現在のウェブサイトは見つかりませんでした。

東海のクラブ

今回の調査では、愛知県だけで豊橋、西三河、名古屋の三団体が見つかりました。県に一つではなく、地域ごとにクラブができたことがわかります。サボテン生産の盛んな土地らしい分布です。

静岡県では、富士宮周辺を拠点とする富士多肉植物愛好会が活動しています。

関西のクラブ

京都シャボテンクラブは月例会のほか、日本シャボテン大会や京都府立植物園での展示会を開いています。兵庫県には神戸カクタスクラブと姫路サボテンクラブがあります。

古い資料には淡路多肉同好会、和歌山シャボテンクラブ、伊賀カクタスクラブの名もあります。ただし、この三団体については最近の活動を確認できませんでした。

中国・四国・九州のクラブ

岡山サボテン同好会は2025年に創立70周年を迎えました。香川カクタスクラブは1965年創立。徳島カクタスクラブも2025年の例会や展示即売会をブログに残しています。

九州サボテンクラブは福岡市植物園、熊本サボテン多肉同好会は熊本市動植物園で展示会を開いています。鹿児島サボテン多肉植物同好会はInstagramが主な発信先です。

サボテン・多肉以外の専門協会

植物の分類群ごとに作られた団体もあります。日本ブロメリア協会は会報、講演、展示販売会を行い、国際ブロメリア協会の日本支部を兼ねています。日本ベゴニア協会には東京、湘南、関西の活動があり、例会、会誌、苗の頒布を続けています。

食虫植物には、1949年創立の食虫植物研究会と日本食虫植物愛好会があります。このほか、原種シクラメンやセントポーリアの団体も植物園の展示会に参加しています。

昭和から続くクラブ、活動を追えなくなったクラブ

設立年を確認できたものだけでも、岡山は1955年頃、香川と日本多肉植物の会は1965年、埼玉は1970年、札幌は1987年。東京のクラブは戦前までさかのぼります。いま開かれている展示会の中には、こうした会が数十年にわたって続けてきたものがあります。

その一方で、北陸シャボテン協会、三条カクタスクラブ、柏崎カクタスクラブ、横浜カクタスクラブ、淡路多肉同好会、和歌山シャボテンクラブ、島根サボテン・多肉の会、佐賀カクタス同好会などは、古い資料に名前があるものの現在の活動を追えませんでした。解散したのか、名称が変わったのか、ウェブを使わずに続いているのかも不明です。

昭和には各都道府県に一団体ずつあった、と断定できる資料はありません。ただ、園芸の盛んな地域にはクラブがあり、愛知のように複数の会が並ぶ県もありました。古い会報や植物園の展示記録を調べれば、まだ名前が出てきそうです。

展示会・例会の情報を追うには

展示会を探すときは、クラブの公式サイトやInstagramだけでなく、会場になる植物園や公共施設の催事予定も確認すると見つけやすくなります。団体自身の発信が止まっていても、会場側には主催者名と日程が載っていることがあります。

例会や交換会は会員限定の場合があります。展示即売会も入場方法が毎回同じとは限らないため、出かける前にその年の案内を確認してください。

著者・編集・監修

著者・編集: NextMeet編集部

植物イベントの開催情報を収集・整理しているNextMeetの編集チーム。公式サイト・公式SNS・主催者情報・編集部調査をもとに、植物イベントを探す人に役立つ情報を掲載しています。

監修: YURUPU

植物情報ブログの運営経験を持ち、塊根植物・アガベ・珍奇植物・植物イベントの動向に詳しい。NextMeetでは運用支援と植物イベント領域のアドバイスを担当。

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